Jw_cadの包絡についてお探しですね。
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Jw_cadの「包絡処理」で壁の交差やコーナーをサクッと消す方法
Jw_cadで建築の平面図を描いていると、壁と壁がぶつかる部分や、柱と壁の取り合い、L字・T字のコーナーに余分な線が残ってしまうことがよくあります。
「消去」「伸縮」「コーナー処理」を使い分ければ図面は描けるのですが、修正箇所が多いと操作の回数が増えて、線を消しすぎたり逆に消し忘れたりすることも…。
そんなときに覚えておきたいのが、Jw_cadの「包絡処理」というコマンドです。
包絡処理を使えば、指定した範囲内の線をまとめて整理できて、壁の交差やコーナーの不要な線をサクッと処理できます。
この記事では、包絡処理の基本から、壁・柱・建具まわりでの使い方、うまくいかないときのチェックポイントまで、わかりやすく解説していきます。
Jw_cadの包絡処理コマンドって何?
Jw_cadの包絡処理コマンドは、複数の線が交差している部分や、線の端っこがはみ出している部分をまとめて整理してくれる編集機能です。
普通、壁の交差部分をきれいにするには、消去コマンドで不要な線を消して、伸縮コマンドで線の端を合わせて、必要なら最後にコーナー処理をして…という手順を踏みます。
でも包絡処理を使うと、これらの作業を範囲指定だけで一気に処理できるので、建築図面の壁線や柱まわりの修正にすごく便利なんです。
特に、複線で壁を描いた後に交差部分に残る短い線や、柱と壁が重なった部分を整理するときは、作業時間をぐっと短縮できます。
包絡処理は、メニューの「編集」から「包絡処理」を選んで実行できます。
クロックメニューを使っている人なら、左AM3時方向の「包絡」からも呼び出せます。
基本的な操作は、処理したい部分を囲むように始点と終点をクリックするだけ。
終点のクリック方法によって結果が変わるのが特徴で、普通にクリックするとコーナー処理、右クリックだと範囲内消去、クロックメニューを組み合わせると中間線消去のような処理もできます。
つまり包絡処理は、単なる消去機能というより、線のつながりや属性を見ながら、図面上の余計な交差線を効率よく整えるための実務向けコマンドなんです。
壁の交差やコーナーをサクッと消す基本の手順
壁の交差やコーナーを包絡処理で整理する基本は、「消したい部分だけを含むように小さく囲む」ことです。
たとえば外壁と間仕切り壁がT字にぶつかっている場合、壁線の交差部分をまたぐように始点をクリックして、終点をクリックします。
範囲指定がうまくいけば、交差して余っている線が処理されて、壁の取り合いが自然な感じに整います。
L字コーナーの場合も同じで、コーナー部分を包み込むように範囲を指定すると、はみ出した線の端が整理されて、角がスッキリした見た目になります。
消去や伸縮を個別に選ばなくても、範囲を囲むだけで結果が出るので、慣れると「ワンクリックで消す」感覚に近い操作になります。
操作するときに気をつけたいのは、包絡範囲を広げすぎないことです。
範囲内に関係ない線や寸法線、中心線なんかが入ってしまうと、消したくない部分まで処理されることがあります。
壁の交差だけを処理したいときは、交差部を中心に必要最小限の範囲を指定すると安定します。
あと、通り芯や壁芯などの補助線を表示したまま作業すると、どの線を処理したいのか分かりにくくなることも。
そういうときは、いらないレイヤを非表示にするかロックして、壁や柱を描いている書き込みレイヤだけを見やすくしておくと失敗が減ります。
包絡処理は便利な反面、範囲内の線の関係を見て処理するので、事前に画面を整理しておくのがきれいに仕上げるコツです。
実際の作図では、壁を両側複線で描いた後に、外壁・内壁・柱の交差部分を順番に包絡処理していく流れが効率的です。
まず壁芯や通り芯を元に複線で壁の厚みを作って、柱を矩形などで配置します。
その後、柱と壁が重なっている部分や、壁同士が交差している箇所を包絡処理で整えていきます。
柱まわりは線が密集しやすいので、消去コマンドだけで処理すると細かい線が残りがちですが、包絡処理なら交差している関係をまとめて整理しやすいです。
もし一度でうまくいかなかったら、範囲を少し狭めたり、対象の線以外を非表示にしたり、一部だけコーナー処理を併用したりして、図面の状態に合わせて調整してみてください。
建具部分の壁を消すときは「包絡対象外属性」と「中間消去」を使う
Jw_cadの包絡処理は、壁の交差やコーナーだけじゃなく、窓やドアなど建具部分の壁線を消す作業にも使えます。
平面図では壁を先に描いてから建具を配置することが多いので、建具が入る開口部の壁線を後から消す必要があります。
窓やドアの数が少なければ部分消去でも対応できますが、建具が多い住宅図面や集合住宅の平面図だと、ひとつずつ消す作業がけっこう大変です。
このとき、建具データに「包絡対象外属性」が設定されていれば、包絡処理の中間消去を使って建具部分の壁線だけを効率よく消せます。
建具そのものは残しながら、重なっている壁線を整理できるのが大きなメリットです。
操作の考え方は、建具をまたぐように包絡範囲を指定して、終点側で「中間消去」を実行するというものです。
中間消去は、包絡対象外属性が付いた線や図形を基準にして、その間にある線を消す処理として使えます。
Jw_cadの建具平面コマンドで配置した建具には、包絡対象外として扱われる属性が設定されている場合があるので、壁線と建具が重なった状態でも、建具を残して壁だけを開口できます。
これで、引違い窓、片開き戸、片引き戸などの建具を配置した後、開口部の壁をサクサク処理できます。
特に、同じような建具が連続する住戸プランでは、作業量の削減効果が大きいです。
ただし、すべての建具や外部図形が自動的に包絡対象外になるわけではありません。
自分で作った建具図形や、他社のデータ、DXFから取り込んだ図形などは、属性が設定されていないことがあります。
その場合は、範囲コマンドで対象の建具線を選択して、属性変更から「包絡対象外にする」、または建具属性に変更する設定を確認します。
属性が適切じゃないまま中間消去を行うと、建具まで消えたり、壁線が残ったりすることも。
包絡処理で建具部分の壁を消すときは、線の見た目だけじゃなくて、属性が処理結果に影響する点を理解しておくことが大事です。
うまく処理できないときは、まず建具が包絡対象外になっているかをチェックしてみましょう。
包絡処理で失敗しないための設定と使い分け
包絡処理で思いどおりの結果にならない原因の多くは、範囲指定、レイヤの状態、線属性のどれかにあります。
たとえば、処理範囲に寸法線や補助線、ハッチング線が混ざっていると、消したくない線まで消えたり、逆に消したい線が残ったりします。
建築図面では、通り芯、壁芯、壁線、建具、寸法、文字をレイヤで分けて描くのが一般的です。
包絡処理を行うときは、関係ないレイヤを非表示にするか、ロックしておくと作業が安定します。
特に、壁線と中心線が重なって見える図面では、表示状態を整理するだけで処理ミスをかなり減らせます。
あと、包絡処理だけで全部解決しようとしないことも大切です。
包絡処理は、複数の線をまとめて整える場面には強いですが、細かい一部分だけを確実に消したいときや、特定の線の端だけを延ばしたいときは、消去、伸縮、コーナー処理のほうが分かりやすいこともあります。
たとえば、壁の交差部を大まかに包絡処理で整えた後、残った短い線だけを消去する、または柱の角だけコーナー処理で仕上げるという使い方が実務的です。
包絡処理は万能コマンドというより、複数の編集操作をまとめて減らすための時短コマンドと考えると、無理なく使いこなせます。
作業効率を上げるには、作図の順番も重要です。
壁芯を描いて、複線で壁を作って、柱や建具を配置して、その後で包絡処理を行う流れにすると、不要な線の整理をまとめてやりやすくなります。
先に細かく消しながら描くと、後から壁や柱を追加したときにまた交差線が出てきて、同じ作業を繰り返すことになっちゃいます。
まずは構造体や間仕切りの骨格を描き終えてから包絡処理で一気に整えると、図面全体の修正回数を減らせます。
さらに、処理前にデータを保存しておけば、意図しない結果になっても戻しやすくて安心です。
Jw_cadの包絡処理コマンドで壁の交差やコーナーをサクッと消すには、単にコマンドを実行するだけじゃなくて、どの線を対象にするか、どの範囲を囲むか、どんな属性を持つ図形が含まれているかを意識することが大切です。
基本は小さく囲んでコーナー処理、範囲内を消したいときは終点を右クリック、建具部分の壁を消したいときは包絡対象外属性と中間消去を活用します。
この考え方を身につけると、壁・柱・建具まわりの整理作業がグッと速くなって、図面の見た目も整いやすくなります。
消去や伸縮と組み合わせながら使えば、Jw_cadでの建築平面図作成をもっと効率的に進められるはずです。
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