Jw_cadの2線コマンドの使い方をお探しですね。
広告
Jw_cadの「2線」コマンドを使いこなそう!壁や配管をサクッと描くコツ
Jw_cadで壁の中心線や配管ルートを描いたあと、その両側に同じ幅で線を引いていく作業って、意外と面倒ですよね。
一本ずつ丁寧に描いていくと時間がかかるし、ズレも気になります。
そんなときに活躍するのが「2線」コマンドです。
基準になる線を指定すると、その左右(または上下)に指定した間隔で2本の平行線を一気に描いてくれるので、建築図面の壁や設備図の配管、道路や側溝なんかもスピーディーに作図できます。
この記事では、Jw_cadの「2線」コマンドの基本的な使い方から、壁や配管をきれいに仕上げるちょっとしたコツ、うまくいかないときのチェックポイントまで、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
1. Jw_cadの「2線」コマンドって何?どんなときに便利なの?
Jw_cadの「2線」コマンドは、あらかじめ描いておいた基準線に対して、指定した距離だけ離れた2本の線を同時に作図してくれる機能です。
建築図面だと、壁の中心線を基準にして壁の厚みを表現したり、設備図面では配管の中心ルートから管の太さを表したりするときによく使われます。
普通に「線」コマンドだけで同じことをやろうとすると、片側ずつ平行線を描いて、角を処理して、いらない線を消して…とけっこう手間がかかります。
でも「2線」を使えば、この作業をぐっと短縮できるんです。
特に平面図では、まず通り芯や壁芯を描いてから壁を起こしていく流れがよく使われます。
このとき、壁芯を基準線にして2線を引けば、壁の外側と内側の線を一度にサクッと描けるので、作図スピードがアップします。
たとえば壁の厚みが200mmで、中心線から両側に100mmずつ振り分けたいときは、2線の間隔を適切に設定すれば、左右均等な壁線ができあがります。
中心線から片側だけ寸法が違う壁や、仕上げの厚みを考えた表現にも対応しやすいのがポイントです。
ただし注意したいのは、「2線」コマンドは何もないところにいきなり2本線を描く機能ではないということ。
基本的には基準になる線が必要です。
つまり、壁や配管をきれいに描くには、最初に芯になる線や補助線をちゃんと準備しておくことが大切なんですね。
初心者のうちは「2線が思った方向に出ない」「角がうまく閉じない」と感じることもあるかもしれません。
でも、多くの場合は基準線の選び方や始点・終点の指定、コーナー処理の理解で解決できるので安心してください。
2. 「2線」コマンドの基本的な使い方と間隔の決め方
まずは、Jw_cadで2線を引く基本的な流れを押さえておきましょう。
作図を始める前に、壁芯や配管の中心線など、2線の基準にしたい線を描いておきます。
次に、ツールバーかメニューから「2線」コマンドを起動して、コントロールバーにある「2線の間隔」に数値を入力します。
この間隔は図面の縮尺ではなく、作図上の実寸で考えるのが基本です。
建築図面で壁厚200mmを表したいなら、中心線の両側に100mmずつ線を出すように設定します。
操作の流れはシンプルで、基準線を指定して、始点をクリックして、終点をクリックするという順番です。
Jw_cadでは右クリックで端点や交点を正確に読み取れるので、既存の線の角や交点をしっかり拾いながら進めると、ズレの少ない2線が作れます。
四角い壁や折れ曲がった壁芯に沿って連続的に作図したいときは、次の基準線を指定しながら進めていけば、壁や配管のルートに沿った2線を効率よく描けます。
画面下のメッセージには、次に何を指定すればいいかが表示されるので、慣れるまではそこを確認しながら操作すると迷いません。
基本手順を整理すると、こんな感じです。
– 壁芯・配管芯など、基準になる線を先に描く
– 「2線」コマンドを起動して、2線の間隔を入力する
– 基準線をクリックして指定し、始点と終点を順番に指示する
– 折れ曲がる部分は次の基準線を指定しながら進める
– 最後に開いた角や重なりを「コーナー」「包絡」「消去」などで整える
間隔を決めるときは、左右同じ距離にするだけじゃなく、必要に応じて違う距離を入力する考え方も大切です。
たとえば、基準線が壁の中心じゃなくて、片側の仕上げ面や躯体芯を示している場合、左右に同じ寸法で振り分けると実際の納まりと合わないことがあります。
「何を基準に、どっち側へどれだけ離すか」を意識して数値を決めましょう。
図面の種類によって、壁芯基準、躯体芯基準、配管芯基準など考え方が変わってくるので、先にルールを決めておくと後で修正が少なくて済みます。
3. 壁や配管をきれいに描くコツ:角の処理をていねいに
「2線」コマンドで壁や配管を描くときに差が出るのは、線を引いた後の仕上げです。
直線部分は簡単に作図できますが、L字に曲がる壁、T字に交差する壁、柱と壁が重なる部分、配管が曲がる部分では、角が開いたままだったり線が重なったりすることがあります。
そのままでも図形としては見えますが、図面としてはいらない線が多くなって、後から寸法やハッチングを入れるときに扱いにくくなります。
2線で大まかに作図して、仕上げで「コーナー」「包絡」「消去」を使うのが実務的なやり方です。
**コーナー部分が閉じていない場合**は、「コーナー」コマンドで2本の線を指定して、交点まで伸ばしたり縮めたりします。
外側の角と内側の角をそれぞれ処理すれば、壁の角がきれいにつながります。
四角い壁を2線で一周させたとき、最後の角だけ閉じないことがあるので、仕上げとしてコーナー処理を行うとスッキリします。
配管図でも、直角に曲がるルートを2線で描いた後に角を整えると、見やすい配管表現になります。
**壁同士や壁と柱が交差する部分**では、「包絡処理」も便利です。
包絡処理は、選択した範囲内で交差した線のいらない部分を整理して、外側の線を残すような使い方ができます。
たとえば、壁線と柱の線が重なった部分を一つずつ消すのは面倒ですが、包絡処理を使えば範囲指定でまとめて整理できる場合があります。
ただし、包絡処理は同じ線色・同じ線種・同じレイヤの直線を対象にするなど、条件に注意が必要です。
処理できないときは、線の属性やレイヤがそろっているか確認してみてください。
設備配管で曲線を表現したいときは、「2線」コマンドだけにこだわらないことも大切です。
Jw_cadの2線は直線的な基準線に沿った作図で使いやすい一方、スプラインのような曲線ルートにそのまま厚みを持たせたい場合は、「複線」コマンドを使う方が現実的です。
中心線となる曲線を描いて、その曲線を左右に複線すれば、フレキシブルな配管や曲がった経路を表現できます。
直線配管は2線、曲線配管は複線というように使い分けると、無理のない作図ができます。
4. 2線がうまく引けないときの原因と作業を速くするコツ
「2線」コマンドで思ったように線が出ないときは、まず基準線と指定する点を確認しましょう。
2線は基準線に対して平行な線を作るので、基準線の向きやクリックした位置によって、線が出る方向や始点・終点の解釈が変わることがあります。
また、端点を正確に拾わずに適当な場所でクリックすると、わずかなズレが発生して、後でコーナー処理や包絡処理がうまくいかない原因になります。
右クリックで端点・交点を読み取る習慣をつけると、作図の精度が安定します。
もう一つ重要なのが、**レイヤと線の属性の整理**です。
壁芯、壁線、建具、設備、寸法などを同じレイヤに詰め込むと、修正するときに選択しづらくなります。
2線で作った壁線を後から包絡処理したいとき、線色や線種、レイヤがバラバラだと処理対象から外れてしまうことがあります。
作図前に「芯線は補助線レイヤ」「壁線は躯体レイヤ」「配管は設備レイヤ」のように分けておけば、表示・非表示やロックも使いやすくなって、作業ミスを減らせます。
作業を速くするには、すべてを2線だけで完結させようとしないこともポイントです。
Jw_cadでは、2線、複線、コーナー、伸縮、包絡、消去を組み合わせることで効率がアップします。
たとえば、長い直線の壁は2線で作って、同じ厚みの壁が続く部分は複線で補って、交差する部分は包絡で整理する、といった感じです。
ドアや窓を入れる部分は、壁を作ってから開口部分を消去した方が分かりやすい場合もあります。
コマンドごとの得意分野を理解すると、無駄なクリックが減ります。
最後に、よくある確認ポイントをまとめておきます。
– 2線の基準になる線を先に描いているか
– 間隔の数値が図面の実寸に合っているか
– 始点・終点を端点や交点で正確に読んでいるか
– コーナーが閉じない部分を仕上げ処理しているか
– 曲線配管を描く場合に「複線」も選択肢に入れているか
まとめ
Jw_cadの「2線」コマンドは、壁や配管を素早く描くための便利な基本機能です。
ただし、きれいな図面に仕上げるには、基準線の準備、間隔設定、コーナー処理、レイヤ管理まで含めて考える必要があります。
最初は単純な四角い壁や直線の配管で練習して、慣れてきたら折れ曲がりや交差部を含む図面に応用していくと理解しやすいですよ。
2線を使いこなせるようになると、建築平面図や設備図の作図時間を大きく短縮できて、修正にも強い図面が作れるようになります。
ぜひ実際に手を動かしながら、自分なりの作図スタイルを見つけてみてください。
広告
